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ゆかいなギリシア哲学

ゆかいなギリシア哲学

著者:斉藤啓一


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プロフィール
1960年東京都生まれ。作家。思想家。「意識の覚醒」を研究テーマに、神秘思想を中心とした著作や講演を続けている。その一環として、ホスピスの心理カウンセラー、代替医療ホメオパシーの研究家としても活動し、占い師としても、日本における「カバラ数秘術」の第一人者として多くの雑誌やインターネットサイト上で知られている。作曲を趣味とし、CD製作やライブ活動などを行っている。
 2006年1月現在までの著作として、『秘法カバラ数秘術』、 『ファウスト博士の超人覚醒法』 、『神秘の前世占い』 (以上 学研)、 『運命の赤い糸の見つけ方』 (徳間書店)、 『神聖ゲマトリア数秘占術』、 『正統カバラ・タロット占術』、 『超人ピタゴラスの音楽魔術』 、『超人ケイシーの色と形の魔術』(以上 学研)、 『POPなギリシア哲学』(同文書院)、『フランクルに学ぶ―生きる意味を発見する30章』『ブーバーに学ぶ―他者と本当にわかり合うための30章』(以上 日本教文社)がある。

著者ホームページ 
http://www.interq.or.jp/sun/rev-1/

書籍の内容
本書は、1996年に同文書院から発行された『POPなギリシア哲学』(後に『よくわかるギリシア哲学』に改題)の、電子書籍としての復刻版です。

ギリシア哲学といっても、教科書的な解説をしているのではなく、哲人たちのユニークな人物像を前面に打ち出した愉快な内容となっています。おなじみのソクラテスやプラトンをはじめ、さまざまな哲人が登場いたしますが、学校では教えなかった彼らの、はちゃめちゃで面白い生きざまが描かれています。とにかく気楽にギリシア哲学を楽しんでいただくことを目的に書きましたので、文体も軽快なものになっています。とはいいましても、哲学の真髄はしっかりと盛り込んだつもりですが。(斉藤啓一)

表紙イラスト 朱華黒亜 本文イラスト 野路幸恵

目次
序章 人類の英知の夜明け
第1章 ピュタゴラス
第2章 ソクラテスとプラトン、アリストテレス
第3章 エピクロス
第4章 ゼノン
第5章 プロティノス

(A4サイズ 本文173頁 2006年1月11日発行)
ISBN 4-903465-03-9


レポート内容の画像 レポート内容の画像



【本文一部紹介】

はじめに
この世の中で、面白いと思うことを5 つあげろといわれたら、私は迷う事なくその中に、古代ギリシアの哲学を入れるだろう。
何がそんなに面白いのかって?
やはりその人物の、奇抜で不思議でこっけいで、とにかくめちゃくちゃユニークなところなのだ。哲学といえば聞こえはいいが、彼らはそんなカッコのいいものではない。
こんなことをいうと怒られてしまうかもしれないが、しかし事実だ。ソクラテスなんか、そのへんをうろうろしているプー太郎のおっさんだったのだ。なのになぜ有名になったのかというと、彼の真価を認めて世の中に広めてくれた人がいたからである。さもなければ、本当に彼なんか、ただのおっさんだったのだ( 少し言い過ぎ… … )。
他にも、不思議な力を持った超能力者なんてザラにいるし、怪しげなカルト教団を作り、〝尊師〟としてまつられた人もいる。ハーレムのようなものを築いた人、犬のような生活を送った哲学者夫婦、神と合体したなどという、今そんなことをいったら頭がおかしいと相手にされなくなってしまうような人もいる。こんな〝聖者〟たちが、行進するようにぞくぞく登場してくるのが本書だ。
こうした、哲学者たちの意外な素顔は、今までほとんど知られていなかったのが不思議である。どの人も近寄りがたいほど偉大な哲学者として描かれている。もちろん、偉大なことには違いないが、彼らとて人間である。馬鹿なこともするし、人間的な味わいも見せて、それがわれわれを感動させもする。
思想だけでなく、もっと人物に光を当てた本があってもいいのではないか?
そんな動機で書かれたのが、本書というわけだ。なので、それはもう好き勝手に書かせていただいた。思想の解釈についても、私自身の考えが遠慮なく反映されている。
というわけで、本書は、だれもが楽しんで読める、ギリシア哲学の入門書だと思っていただければけっこうなのだ。そしてこの中から、人生の指針や幸福へのヒントを見い出してくれたなら、私はあなたに感謝したいくらい嬉しいことなのである。
なお、本文に関してお断りしておくと、当初、いきなりピュタゴラスから始めるつもりだったが、やはりその周辺の、もろもろの哲学者たちのことも少し触れた方がいいと思いなおし、それを序章としてまとめた。しかし、どの章から読んでいただいても、内容的には理解できるような構成となっている。
それと、プラトンとアリストテレスが、他の哲学書と比べてわずかしか取り上げられていないことを不審に思うかもしれない。理由は、本書の目的のひとつが、その人物像を通して思想を理解する点にあり、プラトンは実質上、ソクラテスに包含され得るからである。アリストテレスに関しては、彼が古代ギリシアという枠組みを越えた、普遍的な哲学を説いたことと、膨大な著作を残したにもかかわらず、その業績は案外と単純な言葉で説明できてしまうからである。繁雑な思想内容まで細かく説明してもキリがないので、最小限の記述でやめておいた。
それでは、楽しいギリシア哲学の世界へようこそ!
斉藤啓一

序 章 人類の英知の夜明け
哲学は難しい、なんて誰が決めたのだろう。そもそも哲学の源泉である古代ギリシアでは、哲学は人生そのものだった。それは決して難しいものではなく、むしろ楽しいものだった。だから、奴隷になっても「俺に主人を売ってくれ」なんて言葉が出てくる。人生に疲れた現代人よ、大いに哲学を楽しみたまえ。
神になって世界を見ると、どうなるか
いきなりだが、あなたは〝神〟になっていただきたい。
神であるあなたが、巨大な箱庭を作ったとする。そこには陸や海があり、山や岩や川がある。植物があり、動物もいる。これらはすべて、あなたの〝芸術作品〟なのだ。すべてがうまく調和した箱庭の光景を見て、あなたは自分の作品に満足している。
やがてあなたは、そんな箱庭に、〝人間〟を作って中に入れたとしよう。
すると人間は、自分たちはなぜここにいるのか、いったいどこからきたのか、あるいは自分たちを生んだのはだれなのか、そんな疑問を抱くようになった。
あなたは、自分の姿が見られないよう、こっそりと隠れて、人間たちの行動を観察することにした。人間は考えた。
われわれがここにいるのは、なぜだろう? われわれとは、いったい何だろう?
それを知るには、神に尋ねるしかない。
だが、神は見えない ・・・





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