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タヤ タヤタさんインタビュー


タヤ タヤタさんは、実力派絵本創作集団e-honのリーダーで、CDジャケットのデザインなど多彩な分野で活躍されています。今回出版された『もじゃもじゃモジャー』は、実に1年の制作期間をかけて描きあげられた力作です。今回は、タヤさんに本書の執筆のきっかけなど、インタビューさせていただきました。




― 本書の執筆のきっかけはどのようなものでしょうか?

「キュートでかわいいキャラクターを使ったナンセンス絵本」を一度作ってみたいと思い、本作を作りました。
自分の娘が女の子であったので、女の子を登場させ、そこに自分の持ち味であるナンセンス要素と小ネタを盛り込みました。


― 絵本を描かれるようになったきっかけは何でしょうか?

実家が本屋であったこと、3歳より洋画研究所で油絵等の絵画を学んで経験から、10年程前に思い立って絵本を始めました。
最初は、軽い気持ちで描いていたのですが、実践を重ねるうち、絵本の奥深さを知り、絵本の世界にハマって行きました。


― タヤさんが参加されている絵本創作集団e-honについてお話いただけますか?

関東地区(東京近郊?)で 絵本創作、展示会、絵本研究などを行っている団体です。
今年(2006年)で発足7年目となります。
発足時に誘われて入りましたが、数少ない男性メンバーだったためか、リーダーを押し付けられるはめになり辞めるに辞められない状況のまま(?)現在に至ります。
メンバーは、イラストレーター、絵本作家、写真家、グラフィックデザイナ-、絵本研究家など30名強が参加しています。
第一戦で活躍するプロの絵本作家から、全く他分野の方迄、多数参加していますが、総じて絵本が大好きで、絵本作りへのモチベーションが高く、絵本をよく知っている集団だと思います。
2006.4/22(土)-4/29(土)10:00-20:00には、新宿のスペースゼロというギャラリーにて「第13回えーほん絵本原画展 らぷりいれ」を開催します。

e-hon(えーほん)HP



― タヤさんの愛読書について語っていただけますか?

司馬遼太郎氏の作品は好きです。
特に「竜馬がゆく」「燃えよ剣」「義経」など作者の実証的であろうという姿勢が感じられ、つい主人公に感情移入してしまいます。



生きて行く上で、既存の価値観にとらわれない事の大切さであるとか、古き良きものを守って行く大切さ、なによりも自分らしさを貫き通すことの大切さと難しさ、生きる事のダイナミズムを教えられる気がします。
主人公の立場、考えは各々違いますが、自分も、この歴史の中で何かを成し遂げるために生まれてきたのだなあと壮大な気持ちにさせてくれます。
自分も創作者・表現者として、司馬氏の作品の主人公のように既存の枠組みに押し込められない発想の柔軟さですとか、創造力を保ち続けられる様、頑張らなくてはいけないと常々思っています。


― 子供にとって本とはどのようなものだと思いますか?

成長過程に於いて必要不可欠だと思います。
大人と子供がコミュニケーションを取る上でも最も重要なツールの一つなのでは無いでしょうか?
子供に読み聞かせをして思うのは、幼くても内容を理解しようとしているということです。大人が、さらっと聞き流している事でも、子供は「何故?」「どうして?」と食いが下がってきます。
良質の絵本には、(絵の隅々に迄)子供の想像力を掻き立てる何かがあり、何回読んでも新しい発見があります。


― 歌手の、副島達明さんのCDのジャケットを制作されていますが、副島さんのことをお話していただけますでしょうか?

かなり昔より、ジャケットやフライヤーなどで、イラスト・デザインなどのお仕事を戴き、おつきあいを戴いている北海道出身のシンガーソングライターさんです。
情熱的な歌声と独特のコード進行とライブでのユーモアたっぷりのトークが魅力的です。
彼の曲『Return』(作詞:秋元康/作曲:後藤次利)は、DAMのカラオケボックスでもリクエストが出来ます。
ここ数年では、「ZONE」「マルチマックス」の村上啓介氏などのオープニングアクトなど、精力的に音楽活動をされています。



副島達明さんHP



―作品を描かれる上で、苦労した点はありますでしょうか?

まず、アイデアを紡ぎ出す迄に相当苦労しました。
その上で、話の起承転結を考え、アイデアを整理し、ストーリーをまとめる迄にも紆余曲折がありました。
本作は、一見あり得なそうなナンセンスですが、ストーリー、設定の矛盾点を排除することと、モジャーの世界の中にリアリティーを持たせる事に、かなり気を使って作っています。
また、子供が読みやすいテンポで仕上げるため、テキストにも神経を使いました。
子供が感情移入しやすい様、主人公の女の子の視点でストーリーを展開することにしましたが、そこに行き着く迄にも、かなりの試行錯誤がありました。
絵本の中の世界は、私自身がどうにでも出来る世界なので独りよがりにならない様、慎重に注意しながら描いています。
納得する迄に推敲を重ね、完成迄に1年を費やしました。
子供に理解してもらえる絵本を作る事は、難しい言葉で大人を騙すより数倍難しいことです。
また、満足のいく絵本を創る作業は、編集者さん等の第三者の意見も参考にしますが、自分自身でもダメ出しの連続で、非常に大変な作業だと思います。


― どうもありがとうございました。


タヤ タヤタプロフィール
成蹊大学 経済学部経営学科卒業
絵本ワークショップあとさき塾15期生
東京造形芸術学園で絵本を学ぶ。
イラストレーター&グラフィックデザイナー&絵本作家&会社員

著者ホームページ
http://www3.zero.ad.jp/kayo2/