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リンさんインタビュー
リンさんは、図工講師としても活躍されている絵本作家です。そんなリンさんの『なまえどろぼう』は、切り絵のタッチを生かしたすてきな絵本です。やわらかい絵柄ながら内容は「名前」という人のアイデンティティに関わる本質的な問題への洞察も含意したものになっています。今回は、リンさんに本作品を書かれた動機など、インタビューさせていただきました。
― 本書の執筆のきっかけはどのようなものでしょうか?
当たり前に持っているものにたいする疑問の投げかけをしたい!あたりまえな事ほど大事にしてほしい!という思いから、「名前」について考えるようになしました。
ある民族では、昔名前を奪われ、山なり川なり呼ばれていたという話を聞いて、「名前」を題材に絵本を描きたいと思いました。
― 絵本を描かれるようになったきっかけは何でしょうか?
絵を描くことが昔から大好きでした。
そして本も大好きでした。特に紙の感触が大好きです。
この思いをどうにか形にしたい!と思ったとき、絵本を描いてみようとおもいました。
― リンさんのお仕事について語っていただけますか?
図工の講師をしています。
子供の絵も大好きです!
― では、リンさんの愛読書について語っていただけますか?
意外にも純文学が好きです。
太宰治さんの本はほとんど読みました。
絵本のなかでしたら、サラファネリさんの「おおかみだあ!」。
モルテザーさんの「ごきぶりねえさんどこいくの?」など。
目標にしている作家さんはレオ・レオーニさんです。
― レオ・レオーニさんは、たまがわ きよみさんの好きな作家でもありますね。それでは、子供にとって本とはどのようなものだと思いますか?
娯楽であってほしいです。
自分で作り上げる、もう一つの世界ですから。
― 作品を描かれる上で、苦労した点はありますでしょうか?
主人公の表情。
あと、名前という形のないものの表現に苦労しました。
― どうもありがとうございました。
リン ウミ プロフィール
1977年生まれ。
韓国人。
図工教師をする傍ら、製作。